オマケ付き

 500mlのペットボトル飲料に、オマケが付いてたりするじゃないですか。携帯電話用ストラップとか。ああいうの、もはや膨大な無駄を生んでるとしか思えないんだけど、どうなのよそのへん。
 やり始めた当初は、おっ何だこれ、何となくお得感、てなもんで客の購買動機に繋がってたのかも知れないけど、そして人によっては何となく収集したりなんてことがあったかも知れないけど、もう、ねぇ。今や大半の人は、せいぜい一応中身を確認する程度で、捨てちゃってんじゃないですかね。オタク心というか、そういった所にアピールするよう代物は別としても。
 即ゴミ箱行きってのに何となく罪悪感を感じる、そのことがイヤで、俺なんかはもう、オマケが付いてる飲料は避けてしまいます。細かい話、ボトルからグリグリッとオマケ袋を外すのも億劫だし。また仮に屋外にいたら、処分に困るし。と、俺と同じように、オマケが不買のきっかけになってしまってる人って、意外にたくさんいると思うんですよね。
 ただ逆に、オマケが嬉しい集めるのが楽しいって人も確実にいるでしょう。心にヒットするオマケだったら、2つ3つと増えて行くうちにコンプリートしたくなった、なんてこともあるでしょうし。フィギュア的なものに限らず、生活の一助となる確実にお得なオマケ(ティーバッグとか、花粉対策グッズとか?)だってあったりしますしね。
 そんな風に、オマケが付いてることで、購入動機にプラスマイナス両面作用するのなら、単純な話、半分ずつにすりゃいいと思うんだよね。付いてる商品と付いてない商品を並売ってこと。半分ずつじゃなくてもいい。ニーズに合わせて選択肢を与えてやるという。
 例えば同じ飲料でも、容量違いを同じ値段で売ってたりするじゃないですか。お茶とかコーラとか、何でもいいんですけど、「こんなに飲めないよ」っていう人でも、飲みたい商品に小さなサイズがあれば買ったりするもんで。この例えでは容器コストの問題があるけど、オマケについて言えば、付けるか付けないか、それだけなんだから簡単じゃん。
 それとも、「それでもやはり全てにオマケ付けた方が総合的に売り上げアップ」ってな現実があったりするんだろうか。別にオマケが要らない人でも、付いてるもの・付いてないものが並んでいたら、何となく前者の方を手に取ってしまうもんなんですかね。んー、まぁそうなんだろうな、分からんでもないけど。にしてもやはり、選択出来た方がいいって、絶対。「いや、でも在庫には付いてるものと付いてないものがあるから…」とかそういう話じゃなくてさ。チャーハン食いたいです。